電気のどっち? 原発・化石燃料 or 自然エネルギー Think! 2050 プロジェクトデザインWS開催レポート(2018.3.13)
電気のどっち? Think! 2050で生まれた”問い”を共有
Think! 2050 開催レポートでは、当日の議論の中で提示された”問い”を共有します。
”問い”に対して、どういう”答え”が出たか?他に”問い”がないのか?みなさんが日常で考える参考になれば幸いです。
今回のテーマは、
【電気のどっち?】
A案:原発・化石燃料
B案:自然エネルギー
2050年、原発・化石燃料を選択したい立場から生まれた”問い”
- 30年たったらセーフティになるのではないか?
- エネルギーの利用効率が上がるのではないか?
- CO2を解消することができるのではないか?
- 技術革新を考えると、自然エネルギーよりもコントロールしやすいのではないか?
- 原発作ったし、廃炉にするのもコストがかかるし、使い続けたほうがいいのではないか?
- エネルギーの採掘コストが下がるのではないか?
- 原発技術は未来的にも輸出できるのではないか?
- 集中施設の方が運営コストが安いのではないか?
- 放射性廃棄物を無力化する技術が作られるのではないか?
2050年、自然エネルギーを選択したい立場から生まれた”問い”
- 一般の人にも収入の柱になるのではないか?
- 蓄電する技術があれば、コストは下がっていくのではないか?
- 持続可能性が最も高いのではないか?(特に太陽光)
- CO2の排出量から考えて負荷が少ないのではないか?
- 燃料供給がないので、持続可能ではないか?
- 世界的には脱炭素が主流で、日本でも主流になるのではないか?
- 送電ロスを現減できる技術が開発されるのではないか?
- エネルギーの地産地消が最も環境に優しいのではないか?
それぞれ、反対側の立場への”問い”
- 核のゴミは、どこに捨てるか?
- 原発は計算に入っていないコストがあるのではないか?
- 化石燃料はいつか枯渇するのではないか?
- 原発の再処理は技術的に難しいのではないか?
- 化石燃料はいつか持続可能なエネルギーになるのか?
- 自然エネルギーはコントロール可能なのか?
- 電力は本当に足りなくならないのか?
- 分散化によって平準化はできるのか?
- 規格が異なるエネルギーを繋ぐことができるのか?※西日本と東日本でも異なる。
- オゾン層は、今後薄くなるのか?
- そもそも化石燃料がなくなると、何が問題なのか?
- ガソリン車が走れなくなるのではないか?
- 繊維などエネルギー以外でも、影響が大きいのではないか?
- 生態系への影響はどこまで考えるべきか?
- 一つ原発の発電量を補うのは、風車や太陽光は何期ぐらい必要なのか?
- 設置する場所が増えたことで、環境負荷は大きいのではないか?
- 設備利用率が低いのではないか?
- なぜ、経産省は原発推進なのか?
- なぜ、外務省や環境省は自然エネルギー派なのか?
- 爆発的なエネルギーは今後も必要なのか?
- 原発に代わる集中電力はないのか?
- 太陽光は本当にエコなのか?
- 景観を壊しているのはどちらなのか?
- 自然エネルギーの廃棄による環境負荷は大きいか?
- 電力自由化は、エネルギー源にどう影響するのか?
明日からやってみよう!
- 「2050年に自分が、次の世代が、ありたい電気の姿はどっち?」を、友人や同僚と話してみよう!
今後の Think! 2050 開催予定
電気のどっち? Think! 2050 開催概要
今回の合意を目指す議論テーマ:電気のどっち?
【テーマ:原子力発電 or 自然エネルギー 】
「Think2050 あなたはどっち?」テーマを設けてみんなでギロン!
インターンの高校生・大学生と、社会人という多様姓ある
次の世代の子ども達に渡す社会について話し合うことが愉
そういう土台になる一つの場として、みなさんの参加をお
【選択肢】
A案・B案から立場を(仮でもOK)決めて、ご参加くだ
A案:原発・化石燃料
B案:自然エネルギー
優先させるメリットは何があるか?それぞれ、どういった
Wikipediaより
【原子力発電】
【化石燃料】
【自然エネルギー(再生可能エネルギー)】
(サブイシュー)議論の展開に合わせて、以下も議論する
サブテーマ
集中発電 or 分散発電 のどっち?
安定電源 or 都度電源 のどっち?
発電増 or 省エネ のどっち?
環境を気にしない or 環境に優しい のどっち?
核廃棄物 or CO2 のどっち?
CO2 or バードストライク・景観悪化 のどっち?
それぞれの立場からの主張を元に、相手を言い負かす(論
他人の意見を聞く、自身の考えを話すことを目的として、
※多数決、個人攻撃はしません。
【参加対象者のイメージ】
- 経済的な視点以外の知的好奇心を満たしたい人。
- 実践の議論を通じてロジカルシンキング、ファシリテーションスキルを高めたい人
- 今の世界をより善くしたい人、次の世代へより善い社会を渡したい人、行動に移ししたい人。
マイケルサンデル教授のような、論理的で対話型の学ぶ場を求めている人にオススメしています。
参考例:なぜ市場に市民生活を託すべきではないのか? マイケル・サンデル
【Think! 2050の概要】
Think2050ではあまり議論する場がないテーマに
議論の方法はディベート(論破)ではなく、コンセンサス
学校では学べない「合意を目指す”議論”」の練習の場で
日本の学びは「覚える」「感想文」がメインですが、
ドイツや北欧諸国の学びは「考える」「論文」がメインで
ドイツは過去の国民が犯した反省を題材に、北欧では個人
日本の学校で学んだ「覚える」に加えて、社会人になった
【開催概要】
19:00~19:30 懇親会
※業後のため、遅れてくる方を想定し、ア
19:30~19:45 ロジカルシンキング&ファシリ
19:45~20:00 前提認識合わせ
20:00~20:30 ブレストと論点整理
20:30~21:30 論点毎の議論 ※ここで一旦終
21:30~ 議論の続き(自由参加)
※延長しない場合もあります。
費用:参加費 2000円 ※飲食の実費含む
場所:
【対話のルールと方法 ※ディベートではない】
◆発言は、積極的に。主訴を30秒にまとめる。
・自分のために:伝えることで、自分の理解が深まります
・周りのために:新しい観点に、気づくきっかけになりま
◆個人批判と受け取らない。意見批判とは別。
・個人攻撃・ヘイトスピーチ・ネガティブキャンペーンは
・ディベート(論破・勝ち負け)が目的ではなく、合意が
◆多数決をしない。“未合意“を合意する。
・多数決は少数派の排除につながり、必ず対立を生む。
・合意した論点を延々と続けない、未合意点に注目して質
【Think 2050 紹介】
————————–
「発言することが一番学びになる。」
「ディベート(論争)から、コンセンサス(合意)へ」
「過去・先進事例から学び、今を考え、未来の暮らしを楽
————————–
をテーマに、身近なメンバーから始まり 3年間定期的に開催してきました。
普段話す機会がない仕事やビジネス以外の話を中心に、世
教育、働き方、恋愛・結婚、医療、災害・エネルギー、戦
せっかくなら未来がよい方向に向かうよう 2050年の未来を見据えて、テーマに対する「合意形成
ファシリテーションに関しては、実際に企業向けのワーク
2050年、遠いようで近い未来。
今を基点に未来を見るのではなく、未来から逆算して今を
普段のビジネス活動やプロジェクトに、ソーシャルグッド