ファシリテーションワークショップを五反田で開催しました
2016年1月20日に、五反田のコワーキングスペース・でワークショップを開催しました。
今回は「論点のズレを軌道修正できる! 合意形成の腕がメキメキ上がるファシリテーションワークショップ」と銘打ち、会議や打ち合わせで実践できる技術をご紹介しました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
当日のワークショップの模様を、少しだけお知らせいたします。
ところでファシリテーションってなに?
まずは参加者の皆さまに「ファシリテーション」の誤解を解消していただきました。
「ファシリテーション」という言葉がビジネスシーンでよく聞かれるようになりましたが、まだまだその正しい使い方は浸透していないように思います。
「会議を仕切る立場じゃないから必要ない」
「得意な人に任せればいいじゃない」
「生まれ持った能力や、踏んだ場数がものをいう」
と思われがちですが、はたして本当に限られた人だけが必要な能力なのでしょうか。
当サイトをお読みいただいている皆さまにはすっかりお馴染みですが、ファシリテーションは合意形成を促進する技術です。
「技術」なので、理論を学び練習すれば誰でも身につけることができ、誰もが必要なスキルなのです。
誤解が解けたところで、ファシリテーションの技術が大活躍する会議でのファシリテーションのコツについて、解説へと進みました。
関連記事:
ファシリテーションってなんだろう?
ファシリテーションにはどんなメリットがあるんだろう?
会議で押さえたい論点
「気づいたら論点がズレていて、『それ今話す事じゃないよね?』と言われてしまった」
「本題からそれた話で議論が白熱しているけど、どう切り出して本題に戻せばよいかがわからない」
参加者から、会議や打ち合わせでのこんなお悩みをお伺いしました。
皆さま少なからず同様の経験があるようで、頷かれる方続出でした。
そんなダラダラ会議や決まらない会議から抜け出すには、「重要な論点」が何かを知る事がポイントと言えます。
どう議論を前に進めると会議進行がスムーズか、合意形成のコツを皆さんと確認したところで、いよいよ実践です。
模擬会議でファシリテーター
ファシリテーションの技術を踏まえ、各自ファシリテーターとして模擬会議を運営するワークを行いました。
お題を一つ選び合意形成を目指していただきましたが、前半で学んだ理論の上に、それぞれのカラーが加わり、どのファシリテーターの会議も大変盛り上がりました。
各会議後には講師からのフィードバックもあり、客観的視点も取り入れたワークの振り返りが出来たのではないでしょうか。
司会進行だけのファシリテーターから卒業しましょう!
日常で出席する会議には、「ファシリテーター」が正しく機能していないものが間々あります。
「相手の意見を引き出さずに、つい自分の考えに誘導してしまった」
「クライアントの話しが止まらず、どんどん脱線していっている」
そんな時、ファシリテーターの腕の見せ所です。
ファシリテーションは、司会進行の能力と誤解されがちです。
もちろん、円滑な会議運営には司会者が進行していく事も大切です。
しかし、参加者ひとりひとりが会議における重要な論点を理解し、合意形成を意識すれば、より効率的な会議運営につながります。
そして参加者全員が合意できるよう、時間配分を考えながら、時には論点を整理したり、未合意箇所を切り取って合意したり、新たな視点を提供したりできるのが、本来のファシリテーションであると言えそうです。
まずは重要な論点を見極める力を、ファシリテーションの技術で磨いてみてはいかがでしょうか?
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